ガス遮断器のばね操作機構は動作時に、エネルギーの大きいばねを用いて、電極を高速動作させため、操作時にはGCB全体に振動が発生し、さらに、各部品の弾性変形などが複雑に生じる。しかし、従来の機構解析では、部品の弾性変形を考慮した挙動および強度予測の手法が十分に確立していなかった。 本報告では、ばね操作機構の挙動および強度を正確に予測可能な有限要素法による弾性体機構解析について、解析モデルおよび実測値との比較を紹介する。