電気学会全国大会講演要旨
7-002
自動車振動に対する多モード振動発電デバイスの開発
○永井伸幸・藤倉良充・廣木佑亮・橋本誠司(群馬)・笠井 周・須藤健二・岡田宏昭・熊谷俊司(ミツバ)
近年,再生可能エネルギーによるエネルギーハーベスティング技術が注目されてきている。その一つに振動エネルギーの回生技術があるが,少ない発電量などに起因し実用化が困難である。特に振動源を多く有する自動車分野では,その実用化例は極めて少ない。一方,自動車分野では低排出ガス化・高燃費化が責務となりつつある。また,低消費電力デバイスに対するセルフパワード技術の要求も強く,振動発電デバイスによるエネルギー回生技術の確立が望まれる。本稿では,自動車振動に特化した多モード振動発電デバイスの開発を目的とし,自動車走行試験ならびに多モード振動発電デバイスの試作を行ったので,その結果について報告する。