電気学会全国大会講演要旨
7-007
固体高分子型燃料電池用MEA作成における触媒ナノ粒子均分散の検討
◎冨島 明・浦川侑己・末永 寛・田島大輔・大坪昌久(宮崎大学)
PEFCでは触媒スラリー中の白金触媒、電解質、供給ガスで形成される三相界面で酸化・還元反応が起きるため、三相界面を多く形成させることが白金の有効利用となり、コスト削減に繋がる。一般的な触媒層形成には、スクリーン印刷機を用いた方法があるが、一度触媒スラリーを塗布しただけでは白金が均一に分散されず、三相界面が電極面全体で成り立たない。そこで本研究では、触媒スラリーを複数回塗布し、白金を均一に分散させ、電極面全体に三相界面を形成させることにより、MEAの性能向上を目指した。