電気学会全国大会講演要旨
7-017
リチウムポータブル電源装置の開発
倉山功治・和田好広・張本 毅・◎税所真前・林 秀美(九州電力)
電力工事等の夜間作業やマンホール内作業等において、常設の電源設備がない場合、ディーゼルエンジン等を用いた発電機を使用しているが、発電機は騒音が発生するため、周辺環境を十分考慮した工事実施が求められるほか、マンホール内作業では、排ガスが問題となることもある。 これらの問題に対応するため、リチウム電池を使用したモバイルのポータブル電源装置を開発した。この装置は、リチウム電池を使用し、モバイル性に優れること、高信頼監視制御技術を有すること、保守、メンテナンスが容易であることという3点を主なコンセプトとして開発した。 本論文では、リチウムポータブル電源装置の概要と実証試験結果等について報告する。