電気学会全国大会講演要旨
7-021
大都市域における清掃工場の最適な設備計画
○菅原秀雄・鎌田直樹・加藤政一(東京電機大学)
清掃工場では都市ごみを衛生的に処理し環境負荷の低減に寄与している。同時に余熱回収としてごみ発電が行われ,現状では太陽光や風力よりも発電量が多い。しかしごみ発電は,効率が11%程度と低く出力も小さい。その改善には,老朽化した施設の集約・大規模化が必要である。本研究では,大都市域を想定して,清掃工場の建設費及運営費を比較して,最適な工場数及び容量を定める手法を確立した。政令指定市の現況と比べて効果が生じる。近時,ごみ排出量は漸減傾向にあり,本研究の手法は有用である。