電気学会全国大会講演要旨
7-026
ファラデー形発電機を用いた高温希ガスプラズマMHD発電実験
◎庄 雲欽・村上朝之・奥野喜裕(東京工業大学)
ファラデー形MHD発電機を用いて,衝撃波管により生成した9000K温度のアルゴンガスプラズマを作動流体とするMHD発電実験を行った。発電機入口でのアルゴンガスプラズマの全温及び全圧が9000K,0.15MPa,熱入力0.18MW,印加磁束密度4.0T,接続した負荷抵抗は1番電極から7番電極までそれぞれ2Ω,1Ω,1Ω,1.11Ω,1.33Ω,2Ω,2.5Ωの実験条件において,発電出力19.6kW,エンタルピー抽出率10.9%,発電出力密度244MW/m3(4番電極)を得るとともに,発電特性を明らかにした。さらに発電出力の向上を達成するために,負荷抵抗マッチングや運転条件の最適化を行う必要がある。