電気学会全国大会講演要旨
7-030
インパルス放電希ガス加熱によるMHD発電実験
◎栗山廉士・村上朝之・奥野喜裕(東京工業大学)
著者らは, 10,000K以上の電子温度を持つ高温希ガスプラズマを作動流体とするMHD発電を提案している。本研究ではインパルス放電による加熱で高温希ガス(アルゴン)プラズマを生成してMHD発電実験を行い,その発電特性を明らかにすることを目的としている。リニア形状ファラデー形MHD発電機を用いた発電実験を行い,数V程度の電圧の発生が確認された。期待される開放電圧は,およそ流速〜2000m/s×磁束密度0.68T×電極間距離5mm 〜 7V程度であるので,概ね妥当な結果が得られているものと考えられる。今後運転条件の最適化を行い発電出力の向上を図るとともに,数値計算による評価を行う予定である。