電気学会全国大会講演要旨
7-031
極超音速機搭載用矩形型DCW-MHD発電機の断面形状に関する研究
◎玉田嘉彦・丹羽直之・藤野貴康・石川本雄(筑波大学)
スクラムジェットエンジンの排気を利用したDCW-MHD発電機に関する研究がHVEPS(Hypersonic Vehicle Electric Power System)プログラムによってなされた(1)。著者らの研究グル―プにおいても,HVEPSプログラムにおいて設計された発電機をもとに,実用規模の発電機の設計,解析が行われてきた(2)。これまで,矩形断面DCW-MHD発電機に関しては,断面形状が正方形の場合についてしか数値解析が行われていない。そこで,断面形状を正方形から長方形へと再設計すると発電性能にどのような影響を及ぼすのかを3次元数値解析により解明する。そして,将来スクラムジェットエンジン駆動の発電機が実用化段階に至った際に設計の参考となるデータを構築することを本研究の目的としている。