電気学会全国大会講演要旨
7-036
太陽電池モジュールのI-V特性を用いた太陽電池セルの個別評価法の検討
◎林 健太郎・髙橋康人・藤原耕二・石原好之(同志社大学)・加藤 宏(電気安全環境研究所)・西川省吾(日本大学)
家庭や企業において太陽光発電システムの普及を加速させるためには,経済性の改善が必要である.それには,太陽電池モジュールやシステムの各構成要素の更なる性能向上,コストダウンとともに,長寿命化が求められている.そこで本報告では,太陽電池モジュールのI-V特性から,特性の劣化を太陽電池セルの等価回路パラメータを算出して明らかにする手法を提案する.また,I-V特性のフィッティング手法として遺伝的アルゴリズムを導入することで,実測値と計算値との差異の低減を試みた.この解析手法を用いて,出力低下要因を明らかにすることで,今後のモジュール開発における長寿命化に資することを目的とする.