電気学会全国大会講演要旨
7-037
I-Vカーブ簡易取得システムによる太陽電池モジュールストリングの診断機能
◎青木 匠・宮澤弘樹・野呂将太・宮澤 悟・平田陽一(諏訪東京理科大学)
太陽光発電システムを構成する太陽電池アレイのうち、1モジュール又は1クラスターでだけでも故障した場合、故障状態が次の保守・点検時まで続き、特性上大きな電力損失を生じ、設備稼働率の低下を招く。そこで夜間を利用して、早期にモジュールの電気的トラブルを検出できる診断方法の有効性を確認した。しかし、この手法には大容量の電源が必要、実際の故障データの蓄積がない、などの欠点があった。そこで、前者の電源容量を抑える簡易なI-Vカーブ測定システム、およびその機能を提案し、検討した。その結果、入力コンデンサと小容量電源の組合せにより、I-V特性を取得する手法の有効性を確認した。