電気学会全国大会講演要旨
7-045
電力に関する産業構造の再構築ー農業との両立の可能性ー
◎佐藤綾花・真山達志・千田二郎(同志社大学)
再生可能エネルギーの有効利用として、太陽光発電と中小揚水発電を組み合わせたエネルギーネットワークを提案している。ソーラーパネルを耕作放棄地に設置し、中小河川の既存施設を揚水発電に用いることで、自然エネルギーを基幹的な電力源とする可能性を持つ。 さらに、農業地域への生産年齢の人材の投入が可能となり、農業政策へも貢献できる。化石燃料、飼料・肥料用の原材料を輸入に頼る現状から、エネルギー自給率、本質的な意味の食糧自給率の向上を促し、日本の産業構造を再構築することに繋がる。