電気学会全国大会講演要旨
7-048
住宅用太陽光発電システムの簡易診断
◎中川一路・山中三四郎・大野英之(名城大学)
長期にわたり運転するPVシステムは保守管理上、出力低下診断が必要となるが、住宅用PVシステムでは継続的なデータがないため診断を行うのが難しい。本研究は簡易診断方法及び装置の提案と、予備実験により妥当性を検討することを目的とする。 本報告では簡易診断方法として、%電力から出力を簡易的に診断する方法を提案する。ポールに取り付けた総合気象センサーで気温、風速、日射強度を測定して標準電力を算出し、診断を行う。このポールは5mの高さまで伸ばすことが可能なので、屋根に上らず庭から計測することが可能である。 この診断方法を検証するため予備実験を行い、現場で測定できる気象データから簡易的に出力を診断することが可能であると判明した。