電気学会全国大会講演要旨
7-050
太陽光発電における微粒子汚れによる出力低下
◎坪井光史・斉藤純一郎・谷内利明(東京理科大学)
砂漠の砂や黄砂に代表される粉じんによる太陽光発電の出力低下を明らかにするため、本研究では微小な粒子による模擬実験により、微粒子が堆積したときの太陽光発電量の低下を定量的に評価した。 微粒子の種類の違いによる透過光スペクトルを明らかにするため、Si,SiC,SiO2の3種類の粉末を用いた。 出力の被覆率依存性、出力の粒径依存性を明らかにした。 本研究で得られた結論は、太陽電池セルは微粒子に被覆されることにより出力が低下するが、低下の仕方は一様ではなく、被覆する粒子の種類や粒径の違いにより大きく変化する、ということである。