電気学会全国大会講演要旨
7-053
間歇水冷による太陽電池の発電効率向上に関する研究
◎若林大地・垣野雄輝・楠崎寛之・佐藤義久(大同大学)
太陽電池は表面温度が1℃上昇する毎に発電効率が0.5%程度低下する。夏季では太陽電池表面の温度が50℃以上になり、太陽電池の基準温度25℃の効率より10%程度低下してしまう。我々は太陽電池の表面温度上昇を抑えると同時に、それに要するエネルギーを最小限に抑える方法として間歇水冷方式が有効ではないかと考え、1kW太陽電池を用いた基礎実験的研究を行い、間歇水冷による発電効率向上を実証した。また、より大規模な太陽電池へ間歇水冷の適用を考え10kW太陽電池の発電量・日射量の年間データを収集し、シミュレーションを行い、シミュレーションが有効かどうか検証するため10kW太陽電池の間歇水冷を行った。