電気学会全国大会講演要旨
7-054
ペルチェ素子を用いた太陽電池の発電効率向上に関する検討
◎福島志斗(松江工業高等専門学校)
本研究では、太陽電池モジュールが発電効率の低下原因の一つである、モジュール温度上昇を冷却することで抑え発電効率向上を図ると同時に、ペルチェ素子を併用し冷却時の温度差を電気エネルギーに変換するシステムについての検討を行った。 検討の結果、日光において10[℃]程度の冷却することで太陽電池モジュールの発電量を約4[%]改善すると同時に、ペルチェ素子により0.5[%]の発電を確認できた。 また、人工光源により90[℃]程度まで温度を上昇させた場合には、太陽電池に対するペルチェ素子の発電量が最大で7.5[%]程度の変換が可能であることが確認できた。