電気学会全国大会講演要旨
7-059
大規模太陽光発電用PCSの電圧変動抑制機能のフィールド試験
○内山倫行・近藤真一・宮田博昭・谷口雅弘(ヒタチセイサクショ)・小西博雄(エヌティーティーファシリティーズ)
大規模太陽光発電システムでは電力系統に大量の太陽光発電(PV)が集中して連系されるため,出力変動による電圧変動や高調波の流出等,電力系統の安定運用に及ぼす影響が懸念されている。我々は,NEDO技術開発機構の「大規模電力供給用太陽光発電系統安定化等実証研究」の北杜プロジェクトにおいて,電圧変動抑制,瞬低時運転継続,高調波抑制といった系統安定化機能を有する400kW級連系用電力変換器(PCS)を開発した。今回,山梨県北杜市に建設されたNEDO実証プラントに開発した400kW PCSを適用し,フィールド試験により電圧変動抑制機能の効果について検証したので報告する。