電気学会全国大会講演要旨
7-062
太陽電池の障害発生時の特性のシミュレーションによる解析
◎濱本耕平・津吉 彰(神戸市立工業高等専門学校)
近年,太陽電池の低価格化とともに測定器や,照明などの電源装置として太陽電池が単独で電源装置として利用されるシステムが多数導入されている.それらの装置は太陽電池と共に電源を維持するためにバッテリー等の蓄電装置や充放電制御を行うための装置を備えている.しかしながら,過放電対策をしていても,長期の天候不良や積雪などで電源喪失の障害が少なからず発生している.その原因の一つに,太陽電池の一部の汚損や積雪による出力の低下があげられる.積雪や汚損による太陽電池の遮蔽は全面に及ぶ場合は何ら解決の余地が無いが,その遮蔽が一部であり,多くの部分が発電可能であれば出力が得られる可能性もある.そこで本研究では,そのような太陽電池の障害時の特性をシミュレーションにより,明らかにした.