電気学会全国大会講演要旨
7-063
太陽光発電システムにおけるMPPT制御法の考案
◎田尻拓樹・熊野照久(明治大学)
近年、深刻化する環境問題への対策として、太陽光発電が注目されてきているが、太陽光発電はコストの割に発電量が少ないという問題もある。よって、常に太陽電池の最大電力を取り出すMPPT制御が必須となっている。MPPT制御には様々な手法があるが、本研究では山登り法を用いたMPPT制御について検討した。山登り法には、常に出力が変動することや、ノイズの影響を受けやすいなどの問題がある。 本研究では、ノイズの対処に重点を置き、ノイズの影響を軽減できるようなMPPT制御法を考えた。ノイズの対策として、データの平滑化によく使用される指数平滑移動平均を用いることを提案した。シミュレーションにより提案した制御法の効果を検討したので報告する。