電気学会全国大会講演要旨
7-072
配電自動化設備の雷過電圧保護に関する実験的検討
○佐藤智之・本田秀樹(東北電力)・深山康弘(昭電)・横山 茂(電力中央研究所)・松本 聡(芝浦工業大学)
低炭素社会の実現に向けて,電力供給の信頼性向上,コスト削減,環境負荷の低減,再生可能エネルギーの有効活用などを考慮した次世代配電ネットワークの構築が推進されている。そのため,配電系統の制御・監視をおこなう配電自動化システムの機能高度化や精度向上が重要となる。一方,配電自動化設備は,遠制開閉器・制御用子局・通信線・制御線・接地線等で構成され,全てを組合わせた状態での雷害対策が必要とされる。本研究は,配電自動化設備の各部に発生する雷過電圧を把握し,雷サージに対しては脆弱である制御用子局の保護対策について検討をおこなった。