電気学会全国大会講演要旨
7-077
コンクリートの雷サージ伝搬特性の基礎研究
◎奥村太佑・安井晋示(名古屋工業大学)
建物への雷撃時において、屋内の電気系統外の導体にはコンクリートを介して過電圧が誘起され、屋外の導体との間に電位差が発生し、接続される計器類に過電圧が印加される可能性がある。本研究では様々な条件の基、計器類を模擬した無誘導抵抗器に印加される雷サージ電圧の大きさを調べた。雷サージ電圧はコンクリートの成分、導体間の距離、導体の配置、無誘導抵抗器に大きく影響を受けたが、印加電圧に対して雷サージ電圧は比例して大きくなることがわかった。