電気学会全国大会講演要旨
7-093
超高圧送電線用地絡点表示器の動作特性
◎木下浩一・清水雅仁(中部電力)・米井 弘・笠原崇史(日油技研工業)
送電線に電気故障が発生した場合,早期に故障を特定し,迅速に普及する必要がある。現在当社の負荷系の送電鉄塔のほとんどに地絡点表示器(G・ファインダー,以下GFと呼ぶ)が取り付けられており、故障鉄塔の早期発見に役立っている。今回,負荷系送電線と地絡電流が全く異なる超高圧送電線の故障電流計算結果を基に作製した試作品を用いて,電力中央研究所大電力試験所にて,動作検証試験を行い,最終的に安定した動作を実現したGFを開発した。現在,上越火力線の巡視環境が厳しい箇所に適用されており,今後,超高圧送電線用GFの販売を拡大させる予定である。