電気学会全国大会講演要旨
7-099
SiR試料の汚損沿面火花放電によるエロージョン劣化
◎中濱正浩・松本隆宇(静岡大学)
ポリマーがいし外被材として使用されるシリコーンゴムは長時間放電に曝されるとエロージョンを生じる。火花放電によって生じるエロージョンについては人工的に発生することが困難なため詳細がよく判っていない。本論文では、試料・電極配置方法を工夫すると共に、電源に直列に挿入した抵抗の値を変えて安定した火花放電を発生させる方法を考えた。そして、この方法で発生させた火花放電が数百万回オーダーで発生すると、放電スポットで1mm2程度の範囲に微小なエロージョンが発生することが分かった。