電気学会全国大会講演要旨
7-100
カオリン塗付SiR試料の撥水性転移
◎高塚俊介・松本隆宇(静岡大学)
ポリマーがいしの優れた耐汚損性は、表面に汚損層が形成されても、その上にゴム中から低分子量成分(LMW)が滲みだし再び撥水性が高い状態になる撥水性転移特性を持つことにある。 本研究では、不溶性物質を粉末状態で試料に付着させ汚損液を塗布することにより、がいしの自然暴露状態を模擬した試験を行った。今回は、充填材の有(C)無(A)の電気学会ポリマー委員会試料二種を使用した。カオリンや汚損液を用いた各汚損条件について試験を行った結果、充填材有無の違いにより撥水性回復に差が生じた。