電気学会全国大会講演要旨
7-102
短波尾インパルス電圧における配電用がいしのスパークオーバ特性に関する検討
◎石本和之・川添尊夫・日高哲也・浅川 聡(電力中央研究所)
高圧配電線の雷事故率計算の精緻化のためには,がいしのスパークオーバを正確にモデリングすることが重要となる。 配電線は送電線に比べ径間長が短いため,がいしと高圧配電線の間に発生する電圧は極めて短波尾になることが知られているが,この様な短波尾インパルス電圧におけるスパークオーバ特性についての詳細な検討は十分でないのが現状である。 本稿では,がいし間電圧を模擬した短波尾インパルス電圧におけるがいしのスパークオーバ特性およびそのモデリング手法について検討を行った結果について報告する。