電気学会全国大会講演要旨
7-103
円柱型がいしモデルを用いた耐電圧と胴径の関係に関する検討
◎屋地康平・畔柳俊幸・足立和郎(電力中央研究所)
円柱型磁器がいし,がい管類は,平均直径が太くなると汚損耐電圧が低下することが知られており,平均直径を考慮した耐汚損設計がなされてきた。ところが近年,我が国においても,一部の実送電線路でポリマーがいしが試験的に導入されつつある。 送電用ポリマーがいしの汚損耐電圧は,多段分割効果が顕著に現れるため磁器製の円柱型がいしに比べて高くなる。その一方,形状がまちまちで汚損耐電圧も製品ごとに異なる。ポリマーがいしの本格適用にあたり,耐汚損設計手法確立の観点から,汚損耐電圧に及ぼす胴径の影響を評価することが必要である。そこで本研究では,円柱型がいしモデルを作製し,汚損試験に供した。