電気学会全国大会講演要旨
7-106
着雪がいしの耐電圧試験法の開発(その3)―長幹がいしと懸垂がいしのフラッシオーバ試験―
○本間宏也・屋地康平・麻生照雄・渡邉眞人(電力中央研究所)
2005年12月に新潟下越地域において発生した,塩雪害の原因究明と対策技術の構築に向けた検討として,人工雪を用いた154kV実規模がいしの着雪フラッシオーバ試験を実施した。その結果,長幹がいし・懸垂がいしともに,着雪導電率の増大に伴い,フラッシオーバ電圧が低下する傾向が確認された。また,懸垂がいしのフラッシオーバ電圧は,長幹がいしに比べて高く,塩雪害対策品として有効であることが確認された。