電気学会全国大会講演要旨
7-107
がいしの難着氷対策法と特性(1)
○菅原宣義・小澤聖太(北見工業大学)・前田元宏・近藤邦明(日本ガイシ)
CIGRE WG B2.44では、塗装による難着氷雪対策の調査が取り上げられ、研究が始まった。本WGでの研究の一環として種類の異なる塗装を標準懸垂がいしに塗布し、着氷防止効果の試験を行った。条件は、実際に着氷事故が発生した環境を模擬して気温-1℃、降水量6mm/h、風速4m/sでの雨氷条件とした。試験の結果、超撥水塗料のサンプルが水滴を弾き、流れ落ちるため、着氷は少なく、氷柱の形成はなかった。一方、RTV塗布では、表面に撥水性はあるが、無塗布がいし同様の氷柱が形成が、確認された。