電気学会全国大会講演要旨
7-109
LLSで観測された負極性後続雷撃の最大電流値
齋藤幹久・石井 勝・○藤居文行(東京大学)・杉田明子(㈱フランクリン・ジャパン)
夏季に多い下向き負極性落雷の電流分布としては第一雷撃の電流分布が耐雷設計に用いられる。これは雷遮蔽に密接に関係しており、かつ第一雷撃の電流値の方が一般的に後続雷撃より大きいためである。しかし、第一雷撃より大きい電界ピーク値を持つ後続雷撃の例も報告されており、遮蔽失敗時や誘導雷のリスクを評価する為には、各Flash毎の後続雷撃の最大電流値も重要であると考えられる。今回は、LLS (Lightning location system)で観測された、後続雷撃の最大電流値について解析した結果を報告する。