3-019
タッチスクリーン上の粗さ刺激の範囲
○石原 学(小山工業高等専門学校)
近年のスマートフォンやタブレットPCなどのタッチインタフェースの普及により指で画面を直接操作する機会は増えている。特に凹凸感や粗さ感は、タッチスクリーン上のボタンクリックなど入力操作に直結する触知覚であるため盛んに研究が行われている。本実験の標準刺激は、振幅刺激のS5(振幅5000)、比較刺激は標準刺激を中心として9種類の触覚をS1=1000からS10=10000までを1000ごとに触覚を与えことにした。実験結果より、振幅では5000を標準刺激とした場合、主観的等価点は5004となる。標準刺激と主観的等価点の誤差が少ない。また、被験者が触覚の違いを感じる事が出来る振幅の閾値は3942から6066の間に存在していることが分かった。