東日本大震災以後の節電対策として、著者らは大需要実験設備の稼働計画をスケジューリング問題として検討し、節電効果の実証実験を行なっている。2年間の実証を通じて実運用上の課題があることが判明した。この課題に対し実験計画をベースとした実験設備の短時間稼働シフトにより節電対策が行えると考えスケジューリングツールの改良に着手した。本報では、改良ツールのアルゴリズムとシミュレーション結果について報告する。