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道路の勾配情報を用いた電気自動車のナビゲーション方式
○安部恵介・井手敦史(九州産業大学)
電気自動車の消費電力を削減することは、CO2排出量削減に貢献するとともに、昨今の電力不足への対応としても重要である。そこで本研究では電力消費量を考慮した電気自動車のナビゲーション方式について検討する。電気自動車では回生エネルギーによる電力の回収という大きな特徴がある。特に道路に高低差がある場合、上りと下りによる影響が大きい。一方実際には、単に高低差だけでなく道路の勾配によっても消費電力は異なる。そこで本研究では道路の勾配も考慮したより詳細なモデルに基づいて消費電力を計算することにより、実際の地形に応じてより正確に消費電力を考慮したナビゲーション方式を提案し、その有効性について検討する。