電気学会全国大会講演要旨
1-007
非常災害発生時の対応能力向上のための一手法
○山崎 彰・小林昌史(東京電力)・福島誠一郎(東電設計)
近年、技術者と社会とのコミュニケーションの重要性を求める声が高まっている。電気技術者においても同様であり、今後もこの傾向は続いていくと思われる。 東京電力(株)総合研修センターでは、平成19年度より、首都直下地震発生時の対応能力の向上を目的として、管内の支社を対象とした非常災害対応能力向上研修を行ってきた。 本研修では、それまでの経験を踏まえ、特に電力流通部門に所属する電気技術者が非常災害発生時に必要な能力に加え、「社会の目線」で考え、対応を判断・実施する能力の向上に資する内容を研修に組み込んできた。本稿では、その内容について報告する。