電気学会全国大会講演要旨
1-020
ボクセルモデル用表面電荷法によるvirtual family Duke モデル内電界計算
○濱田昌司(京都大学)
ボクセルモデル内のラプラス場を、ボクセル壁面を正方形面要素とみなし、表面電荷法で計算する手法を取り扱ってきた。同一の解析対象を異なるボクセル辺長でモデル化すると、1/辺長をDとして面要素数NはおよそO(D2)で変化し、高速多重極法による求解時計算量と使用メモリとはO(N)で変化すると見込まれる。単純幾何形状モデルでない実モデルでの検証が望まれるので、今回、Virtual family Dukeモデルを用い、辺長5, 2, 1, 0.5 mmのモデル群により検証計算を行った。この結果、辺長0.5 mm, N=61,492,477のモデルまで、上記の特性が確認された。また、参考としてN=100,452,749のモデル解析も1台のPCで実行し、矛盾のない計算結果を得た。