電気学会全国大会講演要旨
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直流グロー放電の自己組織化現象の二次元シミュレーション
◎平原洋行・白井直機・内田 諭・杤久保文嘉(首都大学東京)
本研究は直流グロー放電の自己組織化現象の二次元シミュレーションを行った。ある条件によって放電の形状が変化することが報告されている。この形状の変化が自己組織化現象と呼ばれている。本研究の二次元シミュレーションでは円状の平板電極に電圧を印加させた時の放電の形状を計算した。計算モデルは電極半径1 cm、電極間隔1 cmの平板電極において、電極間には100[torr]のアルゴンガスが満たされているとする。印加電圧の違いにより電極間の中心軸近傍に電流が集中する形状や複数のリング形状に電流が集中する形状の変化が計算された。発表時にはこの形状の変化が生成・維持される原因について物理的な考察を行う。