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一段式電気集塵における船舶排ガス中のPM除去に対する冷却の効果
◎佐久間義弘・山上竜太・瑞慶覧章朝(神奈川工科大学)・江原由泰(東京都市大学)・乾 貴誌(富士電機)
船舶用ディーゼルエンジンは、高濃度の大気汚染物質を排出することが問題視されており、国際海事機関により規制が強化されている。本研究では排ガス冷却と電気集塵器を組み合わせた排ガス浄化装置を考案し、DrySoot、SOF、硫酸イオンの除去効果について検討を行った。
その結果、排ガス冷却前ではDrySootの除去率が100%となっているが、SOFが21%、硫酸イオンが54%となった。それと比べ、冷却後はDrySootとSOFが100%、硫酸イオンが87%の除去率を得られた。
この結果から排ガス冷却はSOF、硫酸イオンの除去に効果的であるといえる。