誘電体バリア放電（DBD）は印加電圧波形やガス圧力，ギャップ長，ガスの種類等により様々な放電形態を示す。窒素中でDBDを生成した際には，電極間が一様に発光する均一放電や，空気中では電極間でスポット状の放電が局所的に発生するフィラメント放電が観測される。本研究では，DBDの放電形態が水処理に及ぼす影響について調査することを目的としている。本報告では，DBDを用いた水処理装置の概要と，窒素と酸素，アルゴンを放電ガスとして生成したDBDによりインディゴカルミン水溶液の脱色処理を行った結果について述べる。