電気学会全国大会講演要旨
1-088
SF6ガス中PD電流パルス波形と放射電磁波波形の関係に測定周波数帯域が及ぼす影響
◎松本卓也・福崎 稔・大塚信也(九州工業大学)
電力機器の絶縁診断では主に、UHF法と呼ばれる部分放電(PD)放射電磁波の測定が行われている。絶縁診断の高度化のためには、放射源であるPD電流パルスと放射電磁波の関係を理解することが重要である。我々は、これまでSHF帯までのPD電流パルス波形を正確に測定できる超広帯域測定装置(SHF_PDPW装置)を構築し、PD電流パルス波形を詳細に検討している。本論文では、同装置を用いてSF6および乾燥空気中のPD電流パルスと放射電磁波の同期測定を行い、両者の周波数帯域依存性の基礎検討を行った。