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高速波長掃引によるファイバブラッググレーティングの反射波長測定システムの構築の検討
◎山口達也・篠田之孝(日本大学)
近年,ビルやダムなどの人工構造物や危険区域の健全度の把握を目的とした構造ヘルスモニタリングシステムの開発・研究が行われている。光ファイバ型センサは低損失性,無誘導性,耐食性に優れた特徴を有し,構造物への埋め込みが容易であることから期待されている。本研究は光ファイバ型センサであるファイバブラッググレーティング(FBG)を用いた構造ヘルスモニタリングシステムの構築を企図している。筆者らは高速に発振波長を掃引できる光源を試作し,ひずみの実時間測定システムを構築した。本文は構築した測定システムにより,複数のFBGの反射波長を0.5ms毎に実時間測定した結果である。