電気学会全国大会講演要旨
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モーションキャプチャを用いた日本舞踊の自己研鑽過程の動作の特徴抽出の検討
◎酒井賢人・篠田之孝・三戸勇気(日本大学)・渡沼玲史(一橋大学)・小沢 徹・丸茂美惠子(日本大学)
近年、訓練によって身体が覚えた高度な技である「身体知」の研究のため,モーションキャプチャを用いた動作解析が盛んに行われている。本研究は日本舞踊の動作解析により,舞踊家の自己研鑚過程における舞踊動作の可視化並びに特徴抽出を目的としている。本実験では日本舞踊家の舞踊動作を光学式モーションキャプチャとフォースプレート(床反力計)を用いて,身体の3次元座標を取得して身体重心(COG)の算出と圧力中心点(COP)を測定した。舞踊動作は日本舞踊の基本的技法の1つである“オスベリ”とした。本報告では半年毎の同一演者の自己研鑽過程における舞踊動作の動作解析の結果を示している。