電気学会全国大会講演要旨
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大気圧パルス駆動DBDプラズマジェットによる殺菌の効率向上
◎高橋祐貴・渡邊正人・堀田栄喜・和地正明(東京工業大学)
殺菌・滅菌技術は医療・食品分野において必要不可欠な技術となっており,さらなる発展が求められている。現在,用いられている滅菌技術は,処理対象物が限定されている,装置が大型・高価である,有毒ガスの排出といった問題を抱えている。そこで近年,大気圧プラズマジェットによる殺菌装置に期待が寄せられている。大気圧プラズマによる殺菌は真空装置を必要とせず,また処理対象物の形状・サイズを限定しないという利点がある。本研究では,DBD(Dielectric Barrier discharge:誘電体バリア放電)電極構造を有した大気圧パルス駆動DBDプラズマジェット装置により,大腸菌を用いてパルス繰り返し周波数に対する依存性の調査および殺菌効率の比較を行った。