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超低特性インピーダンスケーブルの検討
○安本 勝(アンテック)・佐々木一哉(東海大学)・高橋浩之(東京大学)・土器屋由紀子(富士山測候所を活用する会)
富士山測候所の雷対策の検討過程で避雷導線の特性インピーダンスによる電位上昇が大きくなることが分かり、その解決方法として、超低特性インピーダンス避雷導線が実現できないか検討している。この避雷導線終端は整合抵抗で終端することで反射も抑制でき、小さく安定な電位を確保できる。これは、近年益々必要になっている高域周波数まで安定で小さな電位を必要とする接地線へも適用可能である。また、他への応用可能性もある。本報告は、一般的な超低特性インピーダンスケーブルとして実現できないか、予備測定も含めた検討過程の報告である。