電気学会全国大会講演要旨
2-032
光学的手法を用いた液体誘電体中の残留電荷の評価
◎岡 充・中尾勇人・永岡裕二・高杉 奨・藤井雅治・井堀春生(愛媛大学)
我々の研究室では、電気光学効果を用いて液体誘電体中の電界分布の測定を行ってきた。現在の測定系では、1ms間隔での時系列測定が可能である。液体誘電体に電圧を印加すると、空間電荷が形成されることが知られている。液体誘電体中に空間電荷が残っている状態で再度電圧を印加すると、その電荷の影響を受けた電界分布となる。そこで、1回目の電圧印加直後の電界値と2回目印加直後の電界値を比較することによって、残留電荷の評価を試みた。