電気学会全国大会講演要旨
2-047
モータレットの構造が繰り返しインパルス電圧試験方法に与える影響
◎中屋裕貴・柳瀬直人・小迫雅裕・匹田政幸(九州工業大学)・上野崇寿(大分工業高等専門学校)・櫻井孝幸・中山和久・吉満哲夫(TMEIC)
著者らはこれまで,試験電圧値やパルス幅などを任意に変更できる繰り返しインパルス電圧発生装置で、RPDIV (Repetitive Partial Discharge Inception Voltage)などの放電電圧を自動測定できるシステム(以降、RPDIV自動測定システム)の開発を行ってきた。また本RPDIV自動測定システムを用い,IEC/TS 60034-18-41で定められた試験対象体の一つであるモータレットのPD特性評価が可能であることを示した。本報告ではモータレットの素線を一本ならびに二本並列巻きで構成し、その巻線構造の違いが,RPDIV測定試験に与える影響を調査したので報告する。