2-055
直流電圧下における屋外用HTVシリコーンゴムの絶縁劣化特性評価
◎平子美月・川島朋裕・村上義信・長尾雅行(豊橋技術科学大学)
太陽光発電や風力発電等の再生可能エネルギーを導入した社会において、それらエネルギーを利用する場合に直流送電が今後拡大すると予想されている。交流送電で用いられる屋外絶縁用がいしの材料としては、既存のセラミックスから、軽量・取扱性、耐重汚損特性に優れたシリコーンゴム(1)への転換が諸外国を中心に増えているが、直流送電で用いる場合には直流条件下で生じる特有の電気絶縁性における諸問題を解決する必要がある。そこで、本研究では、直流電圧下における屋外用シリコーンゴムの表面絶縁劣化特性を傾斜平板法により調査したので、報告する。