電気学会全国大会講演要旨
2-080
3d,4d,5d軌道を有する金属フタロシアニンをドープしたポリチオフェンの蛍光特性
○神戸裕晃・坂本 竜・渡邉洋平・加藤ひとし・竹村 進・島田和宏・松井和則・平松友康(関東学院大学)
本研究では、ナノスケールの高機能分子、亜鉛-フタロシアニン(ZnPc)、スズ-フタロシアニン(SnPc)、鉛-フタロシアニン(PbPc)の中心金属の異なるフタロシアニン分子を導電性高分子ポリチオフェン(PT)膜中に溶媒としてアセトニトリルまたはトルエンを用い、拡散法にて添加した試料を合成することにより、特徴的な蛍光発光ピークが観測された。またフタロシアニン分子の中心金属や溶媒の違いにより蛍光発光ピークの波長や発光強度が異なることが観測された。