電気学会全国大会講演要旨
2-097
アルミニウム表面ナノ構造上へのカップスタックカーボンナノチューブのナノパターン作製
◎渡邉洋平・北島優生・加藤ひとし・竹村 進・島田和宏・平松友康(関東学院大学)
本研究では、CSCNTのナノデバイス等への可能性を探るためにCSCNTについて、CSCNT分散液をAlナノ構造上へ滴下、展開し、CSCNTのパターンの作製を試みた。ナノ構造上で、CSCNTがどのような高次構造を有するか、規則的なパターニングが可能かどうかを探る。パターン構造は、SEMにより、広い領域の構造を調べ、さらにDFMによりナノ構造の領域を探索した。また、XPSによる測定を行いCSCNTの内殻電子の状態を探った。さらに、Al表面上のCSCNT層の凝縮状態および厚さに関して、ラマン分光により詳細を調べた。このパターンのAFM-CITS, point contact法によるナノスコピックな電気的測定を行い、CSCNTの電流像、局所的なIV特性を調べ、状態密度、電子的・電気的機能の解析を行い、これらのパターンの応用性を探った。