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磁歪式振動発電デバイスの結合係数における磁気回路の影響
◎北 翔太・上野敏幸・山田外史(金沢大学)
本研究室では鉄ガリウム合金(Fe81.6Ga18.4, Galfenol)を用いた磁歪式振動発電についての研究を行っている.この振動発電技術を実用化することでセンサと無線通信に必要な電力をまかなえ,配線や電池交換が要らないワイヤレスセンサシステムが実現できる.我々は発電機における電気機械結合係数の向上を目指している.これは機械系と電気系を結びつきの度合いを表す重要なパラメータで,この値を用いると精度の高い設計や発電のシミュレーションができる.またこれを増加させることでエネルギー変換効率が向上する.本稿ではこの結合係数が発電機の磁気回路に依存していることを示し,これを実証実験により確かめた.