電気学会全国大会講演要旨
2-131
針状磁気プローブを用いたリベットホール内部のうず電流探傷
◎金森周矢・山田外史・上野敏幸(金沢大学)
うず電流探傷法は非磁性導体の検査対象の表面上の傷の検出に有効である一方で,円筒穴や加工溝中などのうず電流探傷プローブを挿入することの困難な検査対象に対しては,適用が困難であった。 筆者らは小型・高感度なスピンバルブ形巨大磁気抵抗センサ(SV-GMRセンサ)を,太さが400 × 400 µm□の針状のプローブの先端に取り付けた超小形針形状磁気プローブを考案し,狭空間内に生じた傷の探傷を試みてきた。今回,複数の板を重ねたリベットホール内に生じたキズに対してうず電流探傷を検討した。