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パワーコンディショナー用リアクトルの損失評価技術
◎小林尚貴・高橋康人・藤原耕二(同志社大学)
太陽光発電用パワーコンディショナーは主に昇圧回路とインバータ回路、フィルタ回路等から成り、近年の高効率化の追求により各部のリアクトルにおける低損失化が求められており、その損失評価技術が非常に重要となっている。リアクトルの損失計測においては、力率が非常に低く位相差の測定精度が損失評価に影響する(1)。本稿では、電流検出に広く使われているシャント抵抗を使用して、センダストコアのリアクトルの入力電力を測定する。また、A/Dコンバータとして横河メータ&インスツルメンツ㈱製デジタルオシロスコープDL750とパワーアナライザーWT1800の2種類の比較を行い、WT1800は内部のシャント抵抗と外部のシャント抵抗の両方で測定を行った。