3-001
体表面心電分布計測用電極アレイによるEIT実験
◎小林雅幸・原野将大・宇戸禎仁(大阪工業大学)
人体の胸部は肺や食道、筋肉などインピーダンスが一様でなく、複雑な構造となっており、心電図マッピングに影響を与えると考えられる。ECGマッピングの測定精度向上のためには、インピーダンス分布を考慮した解析が必要である。そこで肺の損傷や脳腫瘍などを計測する手段として開発されている電気インピーダンストモグラフィー(EIT)と心電図マッピング(ECG)の両方を測定する技術の開発を目指している。今回は電解液を蓄えた水槽にインピーダンスの異なるゲルを配置した簡易人体モデルを使い、同じアレイシートを用いた電位マッピングを行い、インピーダンスの分布の計測を行った。結果インピーダンス分布の再構成が可能となった。